【レシピ】カヌレ生地でつくるオレンジピールのプチケーキ を先に読む
カヌレ・ド・ボルドーは、ナイスなコーヒーのおとも。ただ、いつも思うのは、「ちょっと大きくない?」ということ。おいしいんだけど、味がわりと単調で、最初の一口と最後の一口は、全然違うテンションで食べている気がする。
コーヒーのおともとして食べるなら、一口で食べられるサイズがいいんじゃないかと思って、プチケーキにして焼いてみた。
ちなみに、カヌレ(cannelé)はフランス語で「溝のついた」という意味だそうで、溝がついていないこれは厳密にはカヌレとは呼べないみたい。
あと、このお菓子の起源はワインの醸造工程で卵白を使うために余った卵黄の消費レシピというところ、全卵を使っているし、外側をカリカリに仕上げてくれる蜜蝋も使っていないから、“もどき度”の高いカヌレ風になっている。
正統なカヌレ・ド・ボルドーではないけれど、カヌレに期待するもっちり食感とプリンのような卵の香り、オレンジピールもコーヒーによく合っておいしい。サイズもよかった。私にとっての「ちょうどいいカヌレの大きさ」は20mlくらい、ということにしよう。
ひとくちサイズのお菓子は、四角が可愛い。
材料と作り方はこんな感じ
カヌレ生地でつくるオレンジピールのプチケーキ 材料と作り方
※ 20ml容量のキューブ型 12個分
- オレンジピールをグランマニエにひたしておく
- バターと牛乳を入れた小鍋を火にかけ、バターが溶けたら火からおろして置いておく
- バター 15g
- 牛乳 130ml
-
ボウルに粉類を合わせて泡立て器で混ぜ、といた卵を少しずつ加えて混ぜる
- 強力粉 小さじ2
- 薄力粉 大さじ1
- 砂糖 大さじ3
- 塩 ひとつまみ
- 卵 1個
- ②のバターと牛乳を少しずつ加え混ぜ、茶漉しでこしたあと、①のオレンジピールを加える。ラップをして、冷蔵庫で一晩おく(8〜12時間くらい)
- 《翌日》型にバターを塗り、オーブンを200℃に余熱する
- ④の生地を軽く混ぜて茶漉しでこし、オレンジピールを型に均等に分けて入れた後、生地を流し込む。190℃のオーブンで60分焼く。
※ 上面に焼き色がついたらアルミホイルを被せる。