「こたつにみかん」のイメージでいえば、みかんは緑茶のおともにするのがしっくりくるものかもしれないけれど、コーヒーと一緒に食べるみかんも好きだ。
甘みと酸味と香りが気分を爽快にしてくれる。皮は手でむけて、果汁はこぼれないからナイフも皿も要らない、という扱いやすさも嬉しい。
疲れが出てきたかな、ここらで一区切りにしてコーヒーでも淹れるか、という時のコーヒーのおともに最適だと思うんだ。
コーヒーを淹れて、みかんを1個持って、机に戻る。みかんを食べて、コーヒーを啜って、作業再開。迅速に気分転換できる。すごく良い。
コーヒーのおともに、みかん。みんなはどうなんだろうと思って、「みかん」「コーヒー」で検索すると、食べ合わせが悪いらしい内容のページが上位に並ぶ。そうなんだ?
ネタ元になっているのは「シネフリン」という成分と「カフェイン」を含むサプリメントが自主回収になった、というカナダ保健省の注意喚起文言のよう。みかんには「シネフリン」が、コーヒーには「カフェイン」が含まれているから、ということで。
組み合わせた摂取には、めまいや頭痛、心拍数の乱れ、心臓発作や脳卒中に至るまでのリスクがあるとか、そんなことらしい。
抽出成分をかけ合わせたサプリの事例であって、食品としてみかんとコーヒーを一緒に食べて健康被害が出た、みたいのは、ざっと見る限りは出て来ない。
多分、普通に食べて飲んで、くらいの量なら大丈夫なんだろうと思うんだけどね(頭痛がするとかドキドキするとか、体に変調をきたした場合には、やめた方が良いのはもちろん)。
一緒に食べても大丈夫、と書いてあるブログ記事はたくさん出てくるものの、その大丈夫を保証しているのが誰なのかは書いていなくて、あてにならない。「●個くらいならOK」と言うその根拠は、どこにあるんだろうか。
「危ない」と言っている情報も「大丈夫」と言っている情報も、いい加減なもので、いい加減同士で相殺して、この調べ物はなかったことにしたくなる。
インターネット検索していると蓄積される徒労感って、こういうところだ。見るページ見るページ「結局わからない」ことしか書いていない、という。この時間、なんだったんだ!?
ぐったりしたら、コーヒーでも淹れて、みかんを食べて、クイックに気分転換することにする。これからも。
★時間のある時に調べてみるメモ
- リコールになったサプリ「Synerate」成分表示にある含有量は:シネフリン150mg、カフェイン 350mg
Synerate (January 04, 2011) - Recalls and safety alerts - コーヒー1杯(コーヒー粉 10g + 熱湯150mlの浸出液100ml)のカフェイン含有量は60mgくらい
- みかん果肉のシネフリン含有量は…陳皮の情報ばかり出てくるので、そのうち探してみる