前を通りかかれば、入らずにはいられず、中に入れば手ぶらでは出て来れないのが、カルディ コーヒーファームだ。クリスマス前の今の時期は、また楽しげだね。
例によって、全く予定していなかった買い物をして帰ってきたのだけれど、買ってきたのは、甘い甘いお菓子、バクラヴァ。
通販でもいろんなところで買える
重ねたパート・フィロにナッツのフィリングを挟んで焼いて、シロップに漬けた、トルコや中東のパイ菓子。呼び名は国によって違うのかな。何枚もの生地を極薄にのばしてバクラヴァを作る動画を見たことがあって、似たようなのが冷凍パイシートで作れないかなあ、など思っていたのだ。
頭の片隅に引っかかっていたから、店頭に並ぶバクラヴァを無視することはできなかった。しかも、大好きなピスタチオが入っているだなんて! カルディに寄るつもりはなかったし、お菓子を買って帰るつもりだってなかったのに、ひと目で心を掴んで離さない陳列の魔力とパッケージの魅力の強さよ。
シロップがひたひたに染みているパイ菓子だから、何しろ甘い。しっかり苦味のある深煎りの豆で濃いめに淹れたコーヒーをたっぷり用意して、コーヒーのおともに迎えよう。おり重なる「甘い」と「苦い」が至福の時間をもたらしてくれる。
食べたいときに食べたいものを食べるのも幸せだけど、予定外のタイミングで予想外の美味しいものを食べるのも、違った幸せだ。こういうことがあるから、ついね、前を通りかかると、入っちゃうんだよね。カルディに。