【レシピ】オーバーナイトでこねないパン・kanelbulle(カネルブッレ) を先に読む
スウェーデンでは10月4日はシナモンロールの日(Kanelbullens Dag)なのだそう。乗っかって、シナモンロールを作ってみるのも日本人らしくていいんじゃないか。ハレの日を積極的に増やしていく姿勢。
こねたほうが絶対いいんだけど、オーバーナイトでつくる、こねないパンでなんとかしたい。ゴムベラで混ぜて冷蔵庫で一晩ねかしたら、こねなくてもまとまってくれて、手をベトベトにしなくて済むからね。
「せっかくつくるなら望める最高を目指したい」という真摯な態度も素敵だし、「こねる時間こそ醍醐味。ストレス解消になる無心の時間だ」という向きもあるでしょう。負担にならないくらいの頑張りでイベントに乗っかってみるのだって、ご機嫌でいい。
どんなやり方であれ、自分のためにパンを焼くのは、充実したいい時間になると思うな。なにより、焼きたてが食べられるのはおうちパンならでは。今回、生地もフィリングもだれちゃって、シナモンバターまみれになったけど、それはそれで、愛らしく見える。自分でつくると。
シナモンロールのかたちは色々あって、探してみると楽しい。毛糸玉みたいにしてもかわいいね。
FIKAの国のコーヒー好きな人たちがおともにしているだけあって、コーヒーとシナモンロールの相性は抜群。スウェーデンのお菓子やパンには、他にもコーヒーに合うものがいっぱいあって、探すと楽しい。
1年中いつだって食べたいさ、と思いつつ、シナモンロールの日のコーヒーのおともには、スウェーデンのシナモンロール・kanelbulle(カネルブッレ)。大きめのマグカップにたっぷりコーヒーを注いで、おしゃべりしながら食べたい。
材料と作り方はこんな感じ
オーバーナイトでこねないパン・kanelbulle(カネルブッレ)材料と作り方 (6個分)
※ パン生地は前日に準備する
- パン生地をつくる:強力粉の半量を残し、粉類をあわせたボウルに液状の材料を加えて混ぜる
※ ボウルの代わりに蓋のできる密閉容器を使ってもよい - 強力粉 75g(150gの半量)
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/3
- ドライイースト 小さじ1/2
- カルダモンパウダー 小さじ1/2
--- - 牛乳 大さじ3
- 卵 1個
- 溶かしバター 15g
- ①が混ざったら、強力粉の半量を加えて混ぜる。ひとまとまりになったらラップをかけて(密閉容器の場合は蓋をして)、冷蔵庫で一晩やすませる
※ 表面はつるつるになっていなくてOK。10時間〜15時間やすませる - 強力粉 75g(150gの半量)
- 一晩おいた②はパンチしてガス抜きをし、生地の端を中心に集めるように折り込みながらボール状にまとめる。折り込んだ中心をつまんでとじて上下を返し、室温で休ませる(1時間くらい)
※ パン生地を休ませている間にフィリングを準備する - フィリングをつくる:別のボウルに全ての材料を入れて混ぜる
※ バターが固く混ざりにくい時は、レンジ加熱して柔らかくする(溶けきらないよう10秒くらいずつ) - バター 25g
- 小麦粉 小さじ1
- シナモン 小さじ1
- カルダモン 小さじ1/4
- きび砂糖 25g
- 打ち粉(分量外)をして③の生地を台にあけ、めん棒で厚さ5mm・短辺12cmくらいの縦おきの長方形にのばす
- ④のフィリングを⑤の生地の手前2/3に塗り広げたら、奥から1/3を手前にたたみ、手前の1/3を奥にたたんで重ねて3つ折りにする。3つ折りの生地を2cm幅の短尺状に6等分する
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⑥でカットした生地を、それぞれ捻りながら巻きつけて成形し、オーブンシートを敷いた天板に並べる。乾燥しないようラップをかけておく
成型はこの動画を参考に ↓
youtu.be - 成形した⑤を室温で休ませながら、オーブンを230℃で予熱開始する。
- オーブンの余熱ができたら、⑤の生地の表面に粉糖を振り、200℃のオーブンで10-12分焼く
- 粉糖 小さじ1 ※ なくてもよい
パンを焼くときはいつも、オーバーナイトでこねないパン