12月はクリスマスにちなんだお菓子を3種類もつくった。そろそろ日本のお菓子もつくりたい。
日本のお菓子とひとくちに言っても、いろいろあって決めかねる。あんこの何かをつくろう、というところまで決めてスーパーに出かけたら、長芋が目に入ったので、鹿児島の郷土菓子、かるかん饅頭をつくってみることにした。
どうも、家でも作れるらしいんだよね。長芋が自然薯の代わりに、上新粉がかるかん粉の代わりになるのだそうで。かねてより、つくってみたいと思ってたんだ。なにしろ、型はアルミカップやココットで代用できると言うのに、かるかん碗まで買ってあった。
スウェーデンのお土産のコーヒーがあるから、封切りをいただく、そのおともは、かるかん饅頭に決定だ。
ところで、Google Lensの翻訳を頼りにコーヒーのパッケージを見てみたら、3時半のコーヒータイムにどうぞ、みたいな文言が書かれていた(「halv-tre-fikan 〜」ていうのが多分それ、だよね?)。日本にも「三時のおやつ」という言葉があるから、ちょっと親しみがわく。
FIKA の習慣はないけれど、三時のおやつなら、自分の生活の中で親しんできた習慣だ。異国からきたコーヒーを淹れて、三時のおやつのコーヒーのおともに、かるかん饅頭。コーヒーに和菓子だって、よく合うんだから。
かるかん饅頭は、おまんじゅうとも大福とも違う、ふんわりもっちり食感に、ほのかにお米と長芋の香り。コーヒーのおともにもばっちりだった。蒸したての熱々はふかふか、冷凍してから自然解凍したのはしっとりしていて、どちらもおいしかった。解凍して冷たいくらいの状態で食べたら、ちょっと高級な味わいになった気がする。気がするだけで、気のせいかもしれない。
材料と作り方はこんな感じ
かるかん饅頭 材料と作り方
※ 7.5cm径 かるかん碗 8個分
下準備①: 型に植物油(分量外)を薄く塗っておく
下準備②;こしあんを15gずつに分けて丸めておく
- 長芋をすりおろし、水、砂糖を加えて混ぜる
- 長芋 100g
- 水 大さじ4
- 砂糖 60g
- 卵白を泡立て、砂糖を加えながらメレンゲをつくる
- 卵白 1個分
- 砂糖 20g
- ②に上新粉を加え、ダマが残らないようによく混ぜる
- 上新粉 100g
- ②に③を加えて混ぜ、生地を器に均等に入れる
※アルミカップやグラシンカップを敷いたココットでもよい。目安容量は、1個50mlくらい
- 丸めたこしあんを薄く潰し、メダル状にしたものを生地の上にのせる。あんのまわりの生地を竹串ですくってかぶせる
※作業中に蒸し器の湯を沸かし準備しておく - こしあん 15g x 8個
- 蒸気の上がった蒸し器に⑤を並べ、中火で12分蒸す
※ 蒸したてが食べきれない時は、1個ずつラップに包んで冷凍する
かるかん碗は10個で400円くらいで買った。送料の方が高かったのだけど、クッキー型1個に送料を14ドル払った後だったから、特になんとも思わなかった。