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新しい年を寿ぐコーヒーのおともに、紅白くす玉の和三盆

紅白くす玉の和三盆

 

暮れにいただき物をした。紅白のくす玉を模した、おめでたい和三盆。これはお正月に、と、とっておいたやつを、年が明けたので開封、そして、いただきます。

 

 

口の中でするっとほぐれて、凛とした甘さが立ち上がり、溶けて消えたあともうまみと香りの余韻がしばらくつづく。和三盆、久しぶりに食べたよ。ほかに似たものが思いつかない、特別な味わいがある。

 

和三盆は、香川県徳島県でつくられる高級砂糖で、和三盆でつくった干菓子のことも和三盆と呼んだりするからややこしい。原材料をそのまま名乗りたいような、価値あるブランドってことだね。

 

Wikipedia にある情報をみるだけでも、すごく手間のかけられたお砂糖らしいことがわかる。

サトウキビの搾り汁を精製濾過→ 結晶化→ 盆の上で加水しながら練り上げ→ 麻布で包み箱に詰めて圧搾。これを何度か繰り返し、1週間ほどかけて乾燥させて、やっと完成だって。


盆の上で砂糖の粒子を細かくする作業を3回していたのが「和三盆」の名前の由来らしい。知らなかった。

 

和三盆の干菓子は、砂糖の塊なので、当然とっても甘い。お茶席でも供されるんだもの、抹茶と一緒にいただいても負けない存在感がある。

 

この存在感、コーヒーのおともにもばっちりなんだ。コーヒーに砂糖が合わないわけがないし、その砂糖がサトウキビ由来の香りとコクと味わいを豊かにたたえたものだなんて、もう、文句なし。

 

それが愛らしいくす玉の形をしていたら、おめでたくて、おいしくて、最高だ。

 

いただき物の箱をみてみると、恵芳庵と書いてある。ホームページ はないみたい。京都府菓子工業組合のサイトに登録があるだけだ。

 

「けいほうあん」かと思ったら、URLのアルファベット表記から察するに、「えいほうあん」が正解かな。どこかで売ってるのを見つけられるかもしれないから、メモとして残しておこう。

kyoto-okashi.jp

 

新しい年を寿ぐコーヒーのおともに、紅白くす玉の和三盆。

 

佳い年になりますように。コーヒーを飲む時間が充実したものになりますように。

コーヒーとともに、新しい年がはじまった。