雨の日。買い物に出る気になれないが、コーヒーを飲むのにおともは欲しい。あるもので何かつくろうかな、と冷蔵庫をあけてみたら、封のあいた白玉粉が100g残っていたので、これを使い切ることにした。
白玉団子でもいいけれど、何かもうひとひねりできないか。それなら、ポンデケージョなんて気分が変わっていいんじゃないか、ということになった。ということになった、と言っても、1人で考えごとをしただけの話。
ポンデケージョはブラジルのパンで、「チーズのパン」という意味らしい。タピオカ粉を使っていて、外側はカリッと中はモチっとした食感が特徴だ。手に入りにくいタピオカ粉の代替材料を使ったレシピは色々あって、白玉粉を使うレシピもたくさんある。
粉チーズを使おうと容器を手に取ったら思いのほか軽く、13gしかなかった。冷凍庫にピザ用チーズがあったので、合わせて使うことにする。買い物には出ない。使うチーズもまた、レシピによってまちまちで、そんなに厳密にならなくても良さそうなんだ。
ありもので作ったポンデケージョは、それでも、ナイスなコーヒーのおともに仕上がった。チーズの主張がそんなに強くないから、香りや味わいが強いコーヒーのおともにするなら、ブラックペッパーとかパプリカパウダーを振って焼いても合うかもしれない。
材料と作り方はこんな感じ。チーズの量は半々でも、粉チーズだけでも、ピザ用チーズだけでもいいと思う。
白玉粉のポンデケージョ 材料と作り方(10個分)
※オーブンを190℃で予熱する
- ボウルに牛乳と卵を入れて混ぜ、白玉粉を加えてへらですり潰しながら混ぜる。
- 牛乳 大さじ4
- 卵 1個
- 白玉粉 100g
- ①の生地に粉チーズを加え、耳たぶくらいの硬さになるまでこねる
- 粉チーズ 15g
- ピザチーズを加えて混ぜ、10等分に丸めてオーブンシートを敷いた天板に並べ、180℃のオーブンで20分焼く
- ピザ用チーズ 45g