ぬか漬けを始めてからしばらく、ぬか床に関心が集中して生活習慣が変わったためにコーヒーを飲まなくなっていた。煎茶ばかり飲んでいたせいか、最近は、お茶のおともに良さそうなものばかり食べたくなる。
思いついたのが和菓子なら、そのままコーヒーのおともにしたっていい。大抵の和菓子はコーヒーにもよく合うから。和食に寄ると難しい。関心領域の真ん中にあるぬか漬けをコーヒーに合わせてみたいと思っているのだけれども。
たとえば思いついた和菓子は、みたらし団子だった。みたらし団子なら煎茶とコーヒーどちらのおともにもなる。あまからい醤油味とコーヒーの組み合わせが好きなんだ。暑い日のおやつには、焼き団子じゃなくて茹でて冷やした白玉団子のほうがいいかもしれない。
開封済みの白玉粉が55gくらい残っていたので、これを使い切ることにした。どうせ中途半端な量の白玉粉しかないのだし、ちょうど食べ切るくらいの量にするのがよかろう、ということで、試してみたかった ”焼き麩でつくる麩まんじゅう” も、ついでに作る。55gの白玉粉で、ミニサイズの白玉団子を8個、ミニサイズの麩まんじゅうを4個。ちょうどいい。
煎茶もしくはコーヒーのおともに、冷やしみたらし団子。団子もみたらしあんもよく冷やして、たっぷりのみたらしあんを団子にからめて食べる。お茶でもコーヒーでも、アイスよりホットに合うんじゃないかな。
苦味がおいしい茶葉や豆を高めの温度で淹れて、口の中で変化する香りの余韻にみたらしあんの醤油味を被せていくと、複雑性が増す気がする。数百円で味わえる食体験にしては上出来だ。
材料と作り方はこんな感じ。食べ切りの量を作ったけど、冷凍もできるから団子気分がしばらく続きそうなときは倍量・倍々量で。
冷やしみたらし団子 材料と作り方
※ 団子8個分
- 【みたらしあん】小鍋に材料をあわせ、弱火にかける。混ぜながらひと煮立ちさせ、とろみがついたら火からおろし冷やしておく
- 醤油 小さじ2
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ2と1/2
- 片栗粉 小さじ1
- 水 60ml
- 【団子】ボウルに材料をあわせ、しっかり練り混ぜたら8等分して丸める
- 白玉粉 25g
- 絹ごし豆腐 35g
- みりん 小さじ1/2
- 団子が沈む深さの鍋に湯を沸かして②の団子を5分茹でる。茹で上がったら氷水にとり冷やす
※ 茹で時間の目安:団子が水面に浮き上がってから2分
- ③の団子を水気を切って器に盛り付け、冷やしておいた①のあんをかける