松が明けたら、お正月はおしまい。門松や松飾りは片付けて、挨拶状を出すなら年賀状ではなく寒中見舞いになる。
松の内は地域によって7日までだったり15日までだったりするらしいけど、8日もちがったら、遠隔地同士の年始あいさつで気まずい思いをしたりしないんだろうか。
我が家には門松も松飾りもないので、松が明けたと言って、片付けるものはない。始まってもいないものを終わらせることはできず、「明けた」という実感はないけれど、世間的にはお正月が終わる日だ、と日付の確認だけする。
何もしないと日常がひと繋がりになってメリハリがないから、今日のためのコーヒーのおともをつくろうかな。
松に因んで、松ぼっくりのケーキとか。クリスマス時期によく見るやつだけど、松が明ける日の行事食なんてそもそもないんだから、まあ、いいのだ。
市販品のカタチを変えるだけで、おいしさは間違いない。チョコパイもチョコフレークもコーヒーによく合うし。いい気がする。
ロッテのチョコパイか森永のガトーショコラか迷って、丸めた時にココア生地のほうがアラが目立たなそうなので、ガトーショコラにした。好みのものを使ったらいいと思う。
日常に戻る日のコーヒーのおともに、松ぼっくりケーキ。連続する毎日に区切りをつけたら、「今日まで」と違う「明日から」をむかえられるかもしれない。
材料と作り方はこんな感じ。キルシュやラム、コアントローみたいなお酒でケーキに香り付けしたら、また違ったおいしさがありそう。
松ぼっくりケーキ 材料と作り方
- 市販のチョコレートケーキを細かく割り、ごく少量の牛乳で湿らせて、揉んでひとまとまりにする。
- 森永・ガトーショコラ 1個
- 牛乳 少々
- ①の生地を円すい状に丸め、チョコフレークを刺して松ぼっくりのかたちにする。オーブンシートを敷いた皿の上にならべて冷蔵庫で15~20分ほどおいて固める。
- 日清シスコ・チョコフレーク 適量
- 粉糖をかけて、皿にのせる
- 粉糖 適量