小春日和は晩秋から初冬の季語。暦で言うと、旧暦の10月頃にあたる時季だそう。11月から12月の初めくらいの、春みたいにぽかぽか暖かい日のことを言う。
秋の深まりと冬の到来を感じさせるように、日一日と寒くなっていっていく頃、ぽかぽか暖かい日があると、ウキウキする。小春日和には、外に出て、ひなたぼっこがしたくなる。
それで、日のあたるベンチを見つけたら、コーヒーでも買って来て、あそこに座ってのんびりしようか、という気持ちになる。
小春日和と呼ぶには、まだ早いかもしれないけれど、寒さの緩んだいいお天気の日、散歩に出かけたらひなたぼっこがしたくなった。付近にあるのんびり過ごすのにいいベンチなら、当たりがついている。
セブン-イレブンのモンブランアイスがおいしいと、誰かが言っていたのが気になっていたので、コーヒーとコーヒーのおともはセブン-イレブンで調達することにした。
ところで、外で食べるアイスクリームのベストシーズンは、秋じゃないかと思うんだ。夏はお店からベンチまで移動している間に溶けてしまうし、冬は寒すぎる。春は冬の名残なのか冷たいものをまだ身体が欲していない気がして。
コンビニスイーツの手軽さに比してのおいしさには、いつも驚くばかりなのだけど、このセブンプレミアムのモンブランアイスも例にもれずで、感心してしまった。アイスだけで食べるには、自分には甘すぎるかな。ブラックコーヒーのおともには良かった。上の栗あんと中のソースが濃厚だから、ラクトアイスがちょうどいい。
安っぽさに転ばず、ちょうどよさに着地させるのがコンビニスイーツの妙味だよね。高級菓子を目指したのに至らなかった妥協の廉価版ではない。違う土俵で別ジャンルの「おいしい」を追求し、プライドを持って闘う者の矜持を感じる。好きだ。
ぽかぽか暖かい秋の日、ひなたぼっこ外コーヒーのおともに、セブンプレミアムのモンブランアイス。寒くなりすぎる前に、もう一回くらい、ひなたぼっこコーヒーできるかな。