愛らしい犬の木型とその図案が載ったTwitter投稿が目に飛び込んできた。亀屋良長 店主・吉村良和さんのアカウントだ。
思わず笑顔になってしまう、なんともいえない表情。日本画の犬だよね。丸型に顔だけなのに、もこもこの子犬が好奇心旺盛な様子でちょこまかと動き回る姿まで想像できてしまう。
明治43年(1910年)の菓子の図案と木型。
— 亀屋良長 吉村良和 (@yoshimura0303) February 5, 2023
まさかココアにされるとは….。 pic.twitter.com/BRcDR6DVc6
落雁かなと思ってサイトに行ってみたら、ココアの素。菓子職人・藤田怜美さんコラボシリーズのバレンタイン・ホワイトデー限定商品ということだった。お湯で溶くとホットココアがつくれる、スキムミルクとココアの干菓子セットだ。ちなみに、商品名の「chocolat 笑」は ショコラショー と読み、フランス語の chocolat chaud (ホットチョコレート) にかかっている。
白い干菓子は竹のかたち、茶色い干菓子は犬のかたち。漢字の「竹」と「犬」を組み合わせると「笑」の字に似るから、縁起のいい組み合わせなのだそうな。おしゃれ!
瞬間に心を掴まれて、次の瞬間にはお取り寄せ。心待ちにして届いた商品を箱から取り出してみると、思ったより大きくて、犬の奥行きにちょっと怯んだ。大きさには納得で、お湯で溶くだけで、ちゃんと濃厚なココアになる。濃厚だけど、まとわりつくような甘さはなくて、品がいい。
マキネッタで淹れた濃いめのコーヒーを足して飲んだら、また、すごくおいしくて。コーヒーのおともにもばっちりだった。コーヒーで溶かすのではなくて、規定量のお湯で溶いてから、濃いコーヒーをちょっと足すのがいいと思う。
バレンタインデーのコーヒーのおともに、亀屋良長 x Satomi Fujita「chocolat 笑(ショコラショー)」。箱を開けた瞬間、思わず笑顔になっちゃう縁起のいいココアの素は、コーヒータイムにも「笑」をもたらしてくれそう。