このあいだ、白神こだま酵母を買う機会があって使ってみたら、ふんわり甘いいい香りがした。それならと、甘いパンでも試したくなったのでブリオッシュを焼く。生地がベトベトするパンは、暑くなると捏ねながら絶望しそうだから、作るなら今のうちかもしれないし。
シナモンシュガーを折り込んでシナモンロールみたいにしようか、と思い立ち、スパイスの瓶を眺めていたらカルダモンパウダーを使うのも悪くない気がして来た。コーヒーに合うんだ。カルダモン。
シナモンパウダーと砂糖を混ぜ合わせるところにカルダモンパウダーを使えば、難しいことは何もなかろう。辛味が強くなり過ぎないように、砂糖多めで、ちょっとシナモンパウダーも入れる。
シナモンロールの巻き方は色々あるけど、いつもうまくできないから、今回はキューブの食パン型に入れて焼いた。シナモンシュガーやペーストを生地にはさんで成形するときに、手際が悪くて外側にシナモンが出て来ちゃう。キューブ型なら層がつぶれようが中身がはみ出ようが、それなりに見栄えするかなと思って。
想像通り? 想定通り? カルダモンシュガーを折り込んだブリオッシュは、コーヒーとの相性がばっちりだった。そのままはもちろん、切って断面がしっかり色づくくらいにトーストして、バターやジャムを塗って食べてもおいしい。
コーヒーのおともに、カルダモンブリオッシュ。アイスでもホットでも、ミルクたっぷりのカフェオレでも、なんにでも合うと思う。
材料と作り方はこんな感じ
カルダモンブリオッシュ 材料と作り方
※ 6cmキューブ食パン型 4個使用
- 白神こだま酵母をぬるま湯に溶かし、5分おく
※ インスタントドライイーストを使う場合は乾いたまま②の粉に合わせて混ぜ、ぬるま湯の代わりに牛乳を小さじ2 増やす - 白神こだま酵母 2.5g
- ぬるま湯 小さじ2
- ボウルに粉類を合わせて混ぜる
- 強力粉 145g
- 砂糖 30g
- 塩 2g
- 卵をほぐし、牛乳とあわせる。②のボウルに①と一緒に加え混ぜ、しっかり混ざったら台にあけて捏ねる
- 卵 1個
- 牛乳 大さじ2
- ③の生地が締まって来たらバターを3回に分けて加え、なめらかになるまで捏ねる。捏ね上がったら丸めてボウルに入れ、ラップをかけて冷蔵庫で一晩おく
※ バターは小さくカットし直前まで冷蔵庫で冷やしておく - バター 50g
- ④の生地を冷蔵庫から出し、台にあけてめん棒で長方形にのばす。表面に霧を吹き、カルダモン、シナモン、砂糖をあわせたものを一面に振りかけ、再度霧を吹く。ふりかけた砂糖が内側になるように長辺を二つ折りし、端をつまんで綴じる
※ 綴じ目になる外周 1cm はあわせた砂糖がかからないようにする - カルダモンパウダー 2g
- シナモンパウダー 0.5g
- 砂糖 30g
- ⑤の生地の折り目を向こう側にして幅を4等分する。それぞれに、折り目をつなげたまま2本の切り目を入れて三つ編みし、両端を下側で繋げて丸める。内側にバター(分量外)を塗った型に入れ、型の8分目くらいに膨らむまで室温で置いておく
- 予熱したオーブン庫内に霧を吹き、⑥を190℃で20分焼く。焼き上がったら型から外し、網の上で熱をとる
キューブの食パン型、久々につかった。