【レシピ】Gâteau Nantais(ガトー・ナンテ) を先に読む
アーモンドは、コーヒーによく合う。だから、アーモンドの粉でつくったケーキがコーヒーに合わないわけがない。
昨年末に作った、イタリア・シエナのクリスマスクッキー ricciarelli(リッチャレッリ)も、素晴らしくコーヒーに合うアーモンドのお菓子だった。
アーモンドのお菓子が食べたくなって、もう一回リッチャレッリをつくってもいいなあ、何か違うものでもいいなあ、とぼんやり思いついたのが、ガトー・ナンテだった。ナンテは、もちろん「何て?」ではなく、フランスにある都市の名前で、だから、そのあたり発祥のケーキなんだろう。
アーモンドケーキと上面に厚く塗られたアイシング。質感も色も対比が効いていて、素朴なのに高貴な印象だ。凛としてる。生地にもアイシングにもダークラムを入れて、大人あじなのもいい。
お酒が入っているから、というわけではないけれど、夜、食べたいお菓子だな。言葉にならないモヤモヤを、言葉に変えないまま丸ごと抱えて、一人でコーヒーを飲む。そんな時間のおともにしたい。
大人の夜おやつコーヒーのおともに、Gâteau Nantais(ガトー・ナンテ)。考えごとをしながら、ゆっくりじっくり、コーヒーとケーキと、一人の時間を味わいたい。
材料と作り方はこんな感じ。丸く大きく膨らんでしまいひっくり返せず、向きはそのまま、ドーム状の表面にアイシングを塗った。上下を返して水平な上面にアイシングを塗りたかったんだけど、可愛いから、まあいいか。
Gâteau Nantais(ガトー・ナンテ) 材料と作り方
※ 8cm径ケーキ型使用
下準備① バターと卵は冷蔵庫から出し、室温に戻しておく
下準備② 型の内側にバター(分量外)を塗っておく
下準備③ オーブンを180℃で予熱する
- バターと砂糖を合わせ、ふわふわになるまで泡立て器で混ぜる
- バター 40g
- 砂糖 大さじ4
- ①のバターに、少しずつ卵を加えて混ぜる
※ 分離してしまった場合は10秒くらいずつ電子レンジ加熱して一体になるように混ぜる - 卵 1個
- ②の生地に、ダークラムと粉の材料を加えて混ぜる
- ダークラム 小さじ2
- アーモンドパウダー 40g
- 薄力粉 大さじ2
- ③の生地を型に入れ、オーブンの温度を170℃にして20〜25分焼く。焼き上がったら、型ごと数cm持ち上げて落として衝撃を与え、焼き縮みを防ぐ。網の上で粗熱を取る
- アイシングの材料を混ぜ合わせ、粗熱の取れた④の上面に塗る
※ 上面を水平にしたい場合は丸く膨らんだ部分をカットする - 粉糖 50g
- ダークラム 小さじ1/2
- 水 小さじ2