頑張りたくない日のコーヒーのおともに、オートミールのケサディーヤ

オートミールのケサディーヤレシピ

夏バテか在宅勤務による圧倒的運動不足のためか、ここしばらくずっと食欲が振るわず、朝・昼はスムージーで食事を済ませるようになった。水に浸したオートミール（インスタントオーツ）にフルーツとヨーグルト、プロテインパウダーを入れてハンドミキサーにかけたやつを飲んでいる。

フルーツはフレッシュなものを使ったり、冷凍のものを使ったり、小松菜や青梗菜を加えることもあったりして、材料を変えて作ると毎日飲んでも意外と飽きない。

ミックスベリー、マンゴー、アボカドと、冷凍食材のストックも豊富になって来た（ちなみにアボカドにはヨーグルトじゃなくて牛乳と純ココアを合わせて、ココアシェイク風にすると、おいしい）。

家で仕事をしていて、体を動かさないからお腹もすかないわけなのだけど。こうして食べないでいると、どんどん省エネ体質になって、ますます家から出なくなりそうだ。咀嚼・消化する力も衰えてしまうんじゃなかろうか。ちゃんと食べないと。

しかし、食欲がないときというのは、料理する気力がほんとうに湧いてこないんだよね。

刺激の少ない外出自粛生活の中で、コーヒーのおともを考えるのは日常のささやかな楽しみだった。必要最低限の外出しかしない生活を続けているうちに、ささやかな楽しみさえ無くてもよいものになってしまうなんて。あきらめ続けると、欲ってしぼむのだ。寂しいことだ。

猛暑に気力を奪われ、夏バテで体調を崩しもしたのだから、欲がしぼんだかどうかはわからないな。過ごしやすくなってきたこの時期に、習慣を変えてみたら気分も変わるかもしれない。

スムージーにして飲んでいるものを、違うかたちでコーヒーのおともにしてみようか。気張らなくてもできるような、簡単なもの。ストック食材を使った何か目新しいもの。

オートミールをお湯で練って焼いて、冷凍アボカドとピザ用チーズをはさんだらケサディーヤみたいにできそう？トマトとか玉ねぎとか入れたほうが絶対おいしいけど、その気力はないから、材料は増やさないし包丁も使わない。

頑張りたくない日のコーヒーのおともに、オートミールのケサディーヤ。オートミールはしっかり焼いてパリパリにしたら香ばしくてコーヒーによく合った。

とってもシンプルで、言ってしまえば貧相な食事だけど、気楽でいい。停滞している時には、こういうのがいい。

気づけばもう、年末も視野に入ってくるような時期だ。頑張らないで、でも、気分は変えて、コーヒーブレイクをちょいちょい挟みながら、ぼちぼち行こう。

材料と作り方はこんな感じ

②を火にかけ、両面を焼く。パチパチと音がしてきたら上から押し付けて焼き付ける。フライパンをゆすって動くくらいまで焼き固められたら焼き色を確認し、焼き面を返す
※ しっかり焼く前に持ち上げると崩れてしまうので注意
④の生地が両面焼けたら、焼き色の綺麗な方を下にして、生地の手前半分にチーズとアボカドをのせる