目が覚めて、カーテンから漏れ入る光の強さを見て、これは寝過ぎちゃったなと察する。時計に頼らなくてもわかる。あれは朝の光じゃない。
起き上がると、おなかがすいている。そりゃそうだ。もう、お昼だ。
トーストでも焼いて簡単に空腹を満たすのもいいけど、後に昼ごはんが控えていることを想定した朝ごはんだと、ちょっと物足りない。
ただ、お腹がすいているとはいえ寝起きだ。昼ごはんとして通用するメニューを迎えるテンションではない。ボリュームのあるオムレツくらいがいいラインな気がした。野菜入りのオムレツを卵1個で。
少量でも厚みが出るように、15cmサイズの小さなスキレットを使った。スキレットには、お皿に移さずそのまま食べてもお行儀が悪いことにならない、という特別ルール(不文律)があって、洗い物をひとつ減らせる利点もある。
買ったばかりの頃はよく使っていたのに、しばらく使っていなかった。そういえば、小さめサイズのスキレットって、便利なのだった。
オムレツを作り始める前に、コーヒー豆を挽いて、お湯を沸かしておいたら、卵を加熱する3分間がコーヒーを淹れるチャンスになる。
直前でお湯の温度を調整するのは手間だけど、うまくタイミングを合わせて、淹れたてのコーヒーと焼きたてのオムレツをいっしょにいただきたい。
遅く起きて淹れるコーヒーのおともに、ジャガイモのオムレツ。塩を感じながら飲むコーヒーもおいしいなと思う。オムレツの味付けは塩を控えて、食べる前に挽いた岩塩やハーブ塩を散らして塩気を足して食べるのも良さそうだ。
材料と作り方はこんな感じ。我が家には退色したドライパセリしかなかったけど、イタリアンパセリとかチャイブをガーニッシュにできたら、ステキ度はもっと増すはず。
卵1個でつくるジャガイモのオムレツ 材料と作り方
- ジャガイモをラップで包んでレンジ加熱する。3分〜フォークを刺してスッと通るまで
- ジャガイモ 1個
- ジャガイモ 1個
-
薄切りの玉ねぎとオリーブオイルをスキレットに入れ、弱めの中火でゆっくり加熱する
- 玉ねぎ 1/4個
- オリーブオイル 大さじ2
- ①のジャガイモをフォークで細かく割りながら皮を取り除き、②のスキレットに加えて軽く炒める
- 卵をボウルに入れてほぐす。③の玉ねぎとジャガイモを油を切りながらボウルに入れて塩を振り、卵と混ぜる
- 卵 1個
- 塩 少々
- スキレット に残った油を熱する。しっかり熱くなってから④の卵液を入れて、軽くかき混ぜて油となじませる。蓋をして中火で3分加熱する
- 軽くスキレット をゆすって卵がスキレット に張り付いていないことを確認し、上下をひっくり返す。蓋をせずにもう3分焼く
- 好みでパセリを振る
- ドライパセリ 適量