【レシピ】ホットクックで作る、にんじんポタージュの素 を先に読む
空腹で買い物に行くと余計なものを買い過ぎる、ということがある。いつか読んだ誰かのエッセイには、あるドイツ人主婦の「買い物に行く前にチョコチップクッキーを1枚食べてから行く」という知恵が紹介されていた。
空腹でコーヒーを淹れると落ち着かない、ということもある。でも、チョコレートチップクッキーは立派なコーヒーのおともであるから、これからおいしくコーヒーを飲もうというのに、淹れる前に食べてしまうのはお手つきだ。適当でない。
口寂しさと空腹感を紛らわせてくれる程度、お腹にたまって圧迫感はなく、しかもコーヒーのおともにはならない、という都合のいい何かが必要だ。
最近、いいなと思っているのがポタージュだ。飲み物と食事の中間で、コーヒーのおともにはならないもの。「コーヒーのおともにならない」度合いで言ったら、一緒に楽しむためにわざわざコーンポタージュの素をペーストにして春巻きの皮で巻いて焼いたりしたくらいだ。
ポタージュを飲みながらコーヒーを飲む気にはならないが、コーヒーを淹れる前にお腹に入れるのにはちょうどいい。
飲みたいと思ってから作るのでは間に合わないから、たくさん作ってストックしておくことにした。ペーストを冷凍しておいて、お湯や牛乳でのばして飲めば、インスタントのカップスープを作るくらい簡単にできる。
作るのだって、ホットクックを頼るなら野菜を切ってボタンを押すだけの手間だ。
にんじんを使ったのはたまたまで、材料にする野菜は、蕪、かぼちゃ、ごぼう、とうもろこし、ブロッコリー、さつまいも…なんでもいい(アクの強い野菜はホットクックに入れる前に下茹で)。旬の野菜は安くておいしくて栄養も充実してるから、その時期にお買い得な野菜でつくれば勝手にバリエーションは増えていきそうだ。
コーヒーを淹れるあいだのおともに、にんじんポタージュ。マグカップからスプーンを使わずに飲めるくらいシャバシャバな濃さがちょうどいいと思う。行儀悪いけど、コーヒーを淹れる準備とか、ほかのことをしながら飲めるから。
私は、ついでにプロテインパウダーも入れてしまう。無糖のプレーンタイプだと味にそんなに響かないから、飲みやすい。
材料と作り方はこんな感じ。プロテインパウダーを入れる場合は温度が上がりすぎないように、手順を変えたほうがいい。作り方をメモしておく。
ホットクックで作って冷凍保存・にんじんポタージュの素 材料と作り方
- 野菜を2cm角くらいにカットし、ホットクックの内鍋に入れる
※ あとでミキサーにかけるので厳密でなくてよい- にんじん 2本
- じゃがいも 1個
- 玉ねぎ 1/2 個
- ①に調味料と水を入れ、かるく混ぜてなじませる
※ 茅乃舎「野菜だし」を使わない場合は、400ml分に相当する量のコンソメキューブや顆粒をいれる- オリーブオイル 大さじ1
- 茅乃舎「野菜だし」パック 1個(袋を破って中身を入れる)
- 塩 ひとつまみ
- 水 100ml
- ホットクックの「かぼちゃのポタージュ」メニューで加熱を開始する。追加材料を足すタイミングが1回あるが、蓋を開けて何も入れず再び閉めて最後まで加熱する
※ フライパンで作る場合は、野菜を油で炒めてから調味料と水を加えて柔らかくなるまで蒸し煮にする
- 柔らかく火が通ったら粗熱をとり、ミキサーにかけてなめらかにする
- ジッパー付き袋に入れてバットなどの上で平らにならし、冷凍する。板状に凍ったら小さく割っておく ※ 半分凍ったくらいで、袋の上から菜箸などで押すと簡単に割れる
- 【使い方】耐熱マグカップにポタージュの素、牛乳、水を入れて、600wの電子レンジで2分加熱する。かき混ぜて味をみて、調味料や牛乳を足して味を整える
- ⑤のポタージュの素 60gくらい
- 牛乳 50ml
- 水 50ml
- 塩、こしょう、オリーブオイル お好みで
- 【プロテインを入れる場合】耐熱マグカップにポタージュの素を入れ、600Wの電子レンジで1分30秒加熱し解凍する。プロテインパウダーを加え混ぜ、ペースト状にしたら、かき混ぜながら冷たい牛乳を少しずつ加える。最後に熱湯を加え混ぜ、好みで調味料や牛乳を足して味を整える
※ プロテインパウダーが変質しないようポタージュの素は70℃を超えないようにする- ⑤のポタージュの素 60gくらい
- 無糖プロテインパウダー スープの素に混ぜてペースト状になる量
- 牛乳 50ml
- 熱湯 80ml
- 塩、こしょう、オリーブオイル お好みで