仕事初め、したりしてなかったり、してても、まだ慣らし運転みたいな、そんな時期。
正月気分にどこかで終止符を打って気持ちを切り替えないと。そう思って外に出たら、神社の前の立て看板に、初詣は節分の前日までって書いてある。初詣の文字が2月まで掲出されているのを想像すると、なんだかずっと正月気分が続きそう。
どうだろう。正月の象徴である、おせち料理を「終了」させたら、気分は変わるんじゃなかろうか。
“豆に暮らせますように” と願いをこめた黒豆煮。煮汁ごとミキサーにかけて煮詰めたら、黒豆あんができる(甘さが足りなければ砂糖を足す)。これをパン生地に塗って重ねて焼いて、フレーキーなんて、いいんじゃない?
正月気分を振り払うコーヒーのおともには、おせちリメイクで黒豆あんのフレーキー。
朝食でも、おやつでも、日常風景になじむパンに作り替えることが、おせち終了の儀式になる。
豆な暮らしを重ね重ね。福福しいおせちリメイクパンとコーヒーで一息ついたら、新しい年に確かな足取りで歩き出そう。
マフィン型でもいいけど、キューブ型で焼いてもいいかもしれない。層になったパン生地がギュウギュウに詰まってコロンと四角くなったらかわいいんじゃないかな。キューブ型って、こういうやつ