【レシピ】マンゴーのsandesh(サンデッシュ) を先に読む
むかし職場でご一緒したインド人の女の子が結婚したとのこと。人づてに聞いて、おめでたい気持ちになった。
彼女が当時付き合っていた彼もインド人だったのだけど、出身地の言葉が違うので、彼とは英語で話すと言っていた。2人はそれで良くても双方の家族は英語ができないから、たぶん意思疎通ができない、とも。
ベンガル語とヒンディ語だったか、パンジャブ語だったか、同じ国でも言葉が違う。国際結婚みたいなハードルの高さだ。がんばってそのハードルを超えたんだろうか。もう何年も前だから、おなじ彼かどうかはわからない。
結婚の慣習についても教えてくれた。夫の実家が新居を、妻の実家が家財道具を用意するのだそうで、日本の名古屋と同じだね、なんて話をしたのが懐かしい。シェアしてもらったパーティーの画像でドレス姿の彼女を見た。美しかった。
おめでとう、の気持ちをこめて、インドのお菓子を探してみる。sandesh というレモンカードチーズ(凝乳)で作るお菓子がベンガル地方ではメジャーらしい。パーティーやセレモニーにも供されるスイーツとのこと。
ミルク味がスタンダードみたい?でも、コーヒーに合わせるなら、マンゴーを使ったこっちが良さそう。カルダモンやシナモンで香りづけしたコーヒーのおともにしたいお菓子だった(食べたことがないので、正しく作れたかはわからない)。
インドの花嫁さんを想って飲むコーヒーのおともに、マンゴーのsandesh。結婚おめでとう。末長くお幸せにね。またいつかどこかで会いたいな。
材料と作り方はこんな感じ。コーヒーに合わせるなら、レーズンはグリーンレーズンでもよいかもしれない。参考サイトのはサルタナレーズンみたいな色をしている。
マンゴーのsandesh(サンデッシュ) 材料と作り方(8個分)
※ レーズンは湯で洗い水気を切っておく
※ マンゴーの果肉は潰してピューレ状にしておく
- 牛乳を鍋に入れ、中火にかけて沸騰させる。沸騰したら火を極弱火にしてレモン汁をゆっくり加える
※ 牛乳は膜が張らないよう木べらなどで混ぜながら加熱する - 牛乳 500ml
- レモン汁 小さじ5
- 極弱火のまま、かたまりが浮いてくるまで①の牛乳をゆっくりとかき混ぜる(1〜2分)。透き通った水分が分離してきたら火を止め、ガーゼなどをしいたざるで濾す。
※ コーヒードリッパーとペーパーフィルターで濾してもOK
※ 漉した水分(ホエー)は炭酸で割ってサワードリンクなどにしても美味しい - ②のカード(凝乳)をガーゼで巾着に絞り、ガーゼの外側から流水をあててもみ洗いする。洗った後はきつく絞って30分程度吊るしておく
※ ペーパーフィルターで濾す場合はドリッパーにセットしたまま真水を注いでフィルターの中で洗う。上面にクッキングペーパーをのせ、ボウルなどの底で押しつけて絞り、上に重しをのせて30分程度おく
- 水気をきった③のカードを滑らかになるまでゴムベラで練り、粉糖を加える
- 粉糖 30g
- テフロンのフライパンに④のカードを入れて弱火で温め、スキムミルク、マンゴーピューレを順に加えて、都度よく混ぜる
- スキムミルク 大さじ1/2
- マンゴー(ピューレ状にしたもの) 100ml分
- 火を中火にして、底に貼り付かないよう絶えずかき混ぜながら10分ほど加熱する。煮詰まってひとかたまりになってきたら極弱火にし、さらに5~10分加熱する。
- ⑥の生地が煮詰まったら火を止め、皿にうつして室温で冷ます
- 生地を8等分して、手で丸める。手のひらで押して少し平らにする。中央にレーズンをのせる
- レーズン 8粒